書籍「エッセンシャル思考 」に学ぶマネジメントの思考法とは?本の概要とポイントを紹介!

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こんにちは。カワレルサービス事務局です。

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今回は、キャリア上の悩みの代表格でもある部下のマネジメントについて、おすすめの書籍、

「エッセンシャル思考」の一部を紹介します。

「最近メンバーマネジメントに関わるようになった」、

「近い将来マネージャーを目指している」

といったこれからマネジメントを学びたい読者様をはじめ、

「マネジメントはこれまで自己流でやってきたが、外から情報を取り入れたい」

といった学びなおしを希望する読者様にとって、1つの参考になれば幸いです。

■エッセンシャル思考の概要

エッセンシャル思考の概要

タイトル通り、「エッセンシャル思考」というものについて書いた本です。

エッセンシャル思考は「より少なく、しかしより良く」を追求する生き方、

「今自分は正しいことに力を注いでいるか?」と絶えず問い続ける生き方などと表現されています。

また、エッセンシャル思考になるためには、3つの思い込みを克服し、

3つの真実に置き換えなければならない、と説かれています。

■3つの思い込み

「やらなくては」「どれも大事」「全部できる」

■3つの真実

「やると決める」「大事なものはめったにない」「何でもできるが、全部はやらない」

同書では、ベースとなる上記のコンセプトをもとに、エッセンシャル思考を生きるための思考法、

行動法が20章にわたり綴られています。

重要なことを「見極める」こと、不要なことを「捨てる」こと、

やりとげるために「しくみ化」すること、に大きく分けられていて、どの箇所もとても参考になります。

■エッセンシャル思考によるマネジメントとは

マネージャー

こちらの書籍の中でも日々のマネジメントにおいて参考になるのは

最終章「エッセンシャル思考のリーダーシップ」の内容です。

エッセンシャル思考をもったリーダーの行動と、そのリーダーがいる組織や

メンバーへの好影響について次のように書かれています。

エッセンシャル思考のリーダーは、正しい情報を正しい人に正しいタイミングで伝える。具体的で簡潔な言葉を使い、誤解の余地がないように話す。無意味な流行り言葉は使わないし、つねに言うことが一貫している。だから部下たちも何が重要かをはっきりと理解し、ノイズを避けて本質を選びとることができる。

出典:著書名:エッセンシャル思考 著者:グレッグ・マキューン 発行所:株式会社かんき出版 出版年:2014年 ページ:274

発言の簡潔さ、一貫性は、メンバーとのコミュニケーションにおいてとても重要だと認識させられます。

エッセンシャル思考のマネジャーは、けっしてすべてをやろうとしない。明確な目的を持って仕事を精選し、あらゆる業務を「より少なく、しかしより良く」の方針で実行する。その結果、チームの結束は強まり、さらなる高みへとブレイクスルーできる。

出典:著書名:エッセンシャル思考 著者:グレッグ・マキューン 発行所:株式会社かんき出版 出版年:2014年 ページ:275

組織の戦略を立て実行する際に、1点集中による失敗を恐れてつい多くの施策に手を出してしまうことは往々にしてあると思いますので、そんなときに思い出したい一節です。

小さな進歩を重ねているかどうか、適切にチェックする 非エッセンシャル思考のリーダーは、部下の指導が下手だ。そもそも仕事を大量に振るので、誰が何をやっているか把握しきれない。仕事を振ったら振りっぱなしで、その後の確認はおざなりだ。だから部下のほうも、適当に手を抜くことを覚えてしまう。まじめにやったところで、どうせ上司はこの仕事を振ったことなど忘れているのだ。だが、エッセンシャル思考のリーダーは違う。各メンバーのやるべきことを明確にしているから、その後の確認もわかりやすい。各自が着実に小さな進歩を重ねているかどうかをチェックし、困ったことがあれば力を貸す。自分のやったことをきちんと見てもらえるので、部下のほうもいっそうがんばろうと思える。

出典:著書名:エッセンシャル思考 著者:グレッグ・マキューン 発行所:株式会社かんき出版 出版年:2014年 ページ:280

エッセンシャル思考では、小さな一歩(進歩)を重ねる、ということを重要視しています。

エッセンシャル思考のリーダーは部下に明確で適切な指示(やアドバイス)をし、

小さな進歩をしっかりとチェックし続けることで、部下を伸ばしていきます。

エッセンシャル思考のリーダーとそうでないリーダーの違いについてもわかりやすくまとめられており、

最後にその一部を紹介します。

●組織方針

  非エッセンシャル思考:より大きく、より多く

  エッセンシャル思考:より少なく、より良く

●組織戦略

  非エッセンシャル思考のリーダー:優柔不断で方向性が定まらない

  エッセンシャル思考のリーダー:「何か一つやだけしかできないとしたら、なにをするか」を考える

●コミュニケーション

  非エッセンシャル思考のリーダー:自己中心的

  エッセンシャル思考のリーダー:耳を傾け本質を見抜く

●部下育成

  非エッセンシャル思考のリーダー:細かく首を突っ込むか、忙しくて放置するか

  エッセンシャル思考のリーダー:小さな進歩を重ねているか、適切にチェックする

シンプルではありますが、マネジメントに重要なポイントを突いていると感じますね。

いかがでしたでしょうか?今回の記事を読んで気になる箇所があった方は、是非書籍も購入してみてください。

最後までお読みいただき、有難うございました。

※マネジメントに関する書籍については、「「現代経営学」、「マネジメント」の大家ドラッカーから学ぶ、仕事やマネジメントに生かせる思考法5選!」でも紹介しています!

最後に

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