マネジメント業務によく見られる間違いの一つが、マネージャーが自分とチームの役割分担に正しく線引きができないことです。例えばチームの業務負荷を軽減しようとして自ら実務を担当してしまったり、部下の誰かが困難にぶつかると自分で代わりに引き受けてしまったり。これだと管理職の本来業務に時間が割けられないばかりか、部下の成長の機会まで奪ってしまい、本末転倒な事態になります。
1)主役はチームの一人ひとり
組織を「マネージ」する上でぜひ念頭に置いてほしいのが、業務の主役は「マネージャー」ではなく「チームのメンバー」だということです。
サッカーや野球などのチームプレーのスポーツを思い浮かべてください。チームにはコーチや監督がいますが、実際にコートでプレーをするのは選手たちです。コーチや監督はゲームの流れを見て的確なアドバイスを与え、得点へつながるよう作戦を立てますが、自らコートの中に入ってボールを打ったり蹴ったりはしません。それは彼らの役目ではないからです。会社組織の中でも同じです。あなたというマネージャーは決して部下の問題を自分で引き受けて解決しようとしてはいけません。部下は問題に窮するとあなたのところに相談に来るでしょう。その時あれこれと説明するのが面倒だったり、つい自分で行動した方が早いと思ったとしても、特別な場合を除いて自分で行動してはいけません。
2)自立したチームをつくる
マネージャーの仕事とは、部下の話をよく聴き問題を正しく理解し、必要なアドバイスを与え、彼らがプレーしやすいように環境を整えることであるべきです。部下一人ひとりが、コートの中で自ら動いて課題を達成できるように意識してください。このような接し方を続けていくと、自然にチームが最小限のマネジメントで高い生産性を持つ自立した集団に成長します。
最後に
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